- 天台宗特別褒賞親授式
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2021.01.08 Friday
こんにちは!
一隅を照らす運動キャラクター
しょうぐうさんです。
今回は
令和2年12月18日に
天台宗務庁で行われた
「天台宗特別褒賞親授式」の
様子を報告します!
今回、
「天台特別振興賞」が贈られたのは
NGOペシャワール会
元現地代表、
PMS(ピース・ジャパン・メディカル・サービス)
元総院長の
中村哲医師です。
中村氏は
紛争が続くアフガニスタンで
パキスタンにおいて
医療活動に従事しつつ、
灌漑用の用水路の建設など
人道支援活動を
展開しておりましたが、
2019年12月に
アフガニスタン東部において
車の移動中
銃撃され
亡くなられました。
ご冥福をお祈りいたします。
親授式では、
始めに
小林祖承総務部長より
「中村氏は生前
「一隅を照らす」を
座右の銘として
活動されていました。
ご自身はキリスト教徒でありながら
まさに宗祖大師の御教えを体しての
「忘己利他」の精神の実践と
評価されるべきものであり、
常に弱者の側に立ち、
宗教宗派の壁を乗り越えて
平和のために
共働することを訴える
「比叡山宗教サミット」の理念にも
適うものであることから、
令和2年10月に行われた
特別褒賞推薦委員会にて
満場一致で
「天台特別振興賞」受賞者に
推挙された。」
と、授与理由が述べられた。
続いて
森川宏映天台座主猊下から
中村氏の長女である
中村秋子氏に
表彰状が手渡された。
次に、
阿部昌宏宗務総長より
副賞・記念品授与、
森川座主並びに
水尾寂芳延暦寺執行より
祝辞が述べられた。
森川座主は
「一隅を照らす」「忘己利他」が
記された『山家学生式』を読み上げ、
「伝教大師が比叡山から
こういう人を送り出したいと望んだ
人物こそが中村先生だった」
と述べられた。
最後に中村秋子氏より
謝辞が述べられ、
親授式は終了しました!
「一隅を照らす」「忘己利他」を
座右の銘にし
頑張ってくださる方が
増えるよう、
励んでいきます!
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